ストーリーはお互いに恋人に振られた経験を持つ男女が主人公のラブ・コメディー。
「どうしたら元恋人を取り戻せるか」を相談したことがきっかけで、少しずつ相手のことが気になる存在になってきた二人。
「明日ランチしない?」って女性が男性をかる~く誘う一言です。
この会話のポイントは “You want to have lunch tomorrow?”
英語にかなり慣れた人でも「ユーウォンハヴ ランチ ルー」のようにしか聞こえないのではないでしょうか。そして実際に、その程度しか発音していないのです。
そして”You want to have lunch tomorrow?” を直訳すれば「あなたは明日ランチ食べたいですか?」となりますよね。どうしてこんなセリフで相手を誘おうと思ったのでしょうか。
その理由は、心の揺らぎ
恋に対して臆病になっている主人公は、目の前にいる男性に対し好意は感じているものの、それを自分でもまだ認めたくない、その心の揺らぎを相手に悟られないように、発音が口ごもって、ハッキリ聞こえない。
そして明らかに誘いかけるようなセリフを言いたくない、という気持ちから、あえて、曖昧な言い方をして、相手の気持ちを引き出そうとしているのです。
これこそが、リアルな英語です
今までの英語教材で扱われていた英語の発音は、すべて、クリアな発音ばかりで、意味もわかりやすいセリフばかりでした。だからリアルな英語が聞き取れないのです。